ロマネコンティ 1992

ロマネコンティ
2月20日 仏蘭西料理みつ和銀座ワインの夕べ
今回はロマネコンティー1992
10名限定にさせていただき1本で10杯分 ロマネコンティは仕入れ値でお出ししました。
1991年と1992年は僕がブルゴーニュのディジョンのレストラン ジャン・ピエール・ビュー(当時2つ星)
で働いていた時です。
美食の都で知られるディジョンで最高のレストランでした。
シェフは料理史に残る偉大なシェフ アレキサンドル・デュメーヌの晩年の頃の愛弟子
ここでフランス料理の伝統やテクニック、その他多くのことを学びました。
外国人の僕を魚料理やガルドマンジェの責任者として、信頼してやらせてくれました。
この頃僕はブルゴーニュワインに魅せられて、
休みの度にブルゴーニュワイン偉大な村々のカーブに通い
実際にテイスティングしながらワインの作り手たちからワインを学びました。
下手なフランス語でワインの質問をたくさんする、自転車でディジョンから来て、リュックサック
にワインをたくさん買ってゆく若い日本人としてカーブの御主人たちに良くしてもらいました。
「若いうちはお金がないのがあたりまえ」と上等のワインを何本ももらったことなどしばしばありました。
その間何度もロマネコンティの畑にも行きました。
あの時の(1992年)葡萄でできたロマネコンティが2009年の今ここにあります。
その頃、ワインは今ほど高くなく、
ヴォーヌ・ロマネ村のグランクリュ (特級)はロマネコンティ以外全部飲みました。
「いつかはロマネコンティを飲めるようになりたい」
あれから17年一生懸命働いたつもり、でもまだ僕にはその資格はありません、
このワインはどんな香りで、どんな味、どんな余韻なのだろう
ラ・ターシュやロマネ・サンヴィヴァンとどう違うのだろう
いつか子供達が巣立って行き、余裕が出来たら妻とゆっくり味わってみたいものです。
川端清生
スポンサーサイト